研究概要:医療機関において、ネットワークを利用した情報交換の有用性は、様々な面から大き いものがある。例えば、画像伝送やテレビ会議によるコンサルテーション、遠隔症例 検討会、薬物や治療法の情報検索、患者の転院による検査データ転送、大型計算機に よる3次元画像処理などがある。一方で、伝送するデータが多種類あり、患者のプラ イバシーを守りながら、安定した通信環境が必要であるなどの特質もある。 現在、医療機関のインターネット接続がはじまりつつあるが、学術ネットや商用ネッ ト、イントラネットなど、それぞれ個別に接続しており、お互いの通信を行う場合に は一般のインターネットを通らなくてはならない構成になっている。また学術ネット の場合には利用規約(AUP)のために、患者紹介や保険点数の請求などの目的で利用 することが難しいことも問題である。 そこで、医療機関が接続しているネットワークを相互に接続し、また、医療機関が接 続しうる環境を整備することによって、医療情報の安全で活発な交換を行うための実 験環境をつくり、その上で医療情報の通信における様々な問題を検討するための研究 会を設立した。また、本研究会は医療情報ネットワーク相互接続プロジェクトとして、 医療機関のためのバックボーンの運用も同時に行うことによって、実際の接続に関す る普及と技術支援も行うことを目的としている。 研究会は個人/法人の加入を認め、科学技術庁振興調整費「省際ネットワークによる 医療アプリケーション実験プロジェクト」などで構築するNOCを中心にして運用を行 い、共同研究としての接続機関を募って研究を行う。
研究概要: 既存の銅の電話線上で数kmにわたって数Mbps程度の伝送を行うADSL (Asymmetric Digital Subscriber Line)とその関連技術について、 その技術的、経済的、法律的可能性について、広く検討を行い、また一般への啓蒙活動も行い、マルチメディアインターネット実現の一助とする。
研究概要: インターネットで映像,音声などを含めたマルチメディアアプリケー ションを実現する際の問題点を明らかにし,それを解決しながらイン ターネットにおけるマルチメディアアプリケーションのためのプラッ トフォームを開発する。当面の活動としてディジタルVODの標準化機関 であるDAVIC,IETFのWGなどの活動に積極的に参加しながら新たな標準を提案していきたい.
研究概要: マルチメディアネットワークを利用した遠隔教育のシステムの構築、教材作成方法 の検討と支援システムの構築、講義方法に関する検討を行い、実際に遠隔教育を実 施して、情報メディアを利用した教育の高度化を支援する(ためのプラットフォー ムを開発する。)方法を議論する。
研究概要: インターネットが一般社会に融け込んでいく中にあって、地域が抱える 特有の問題や、幅広いユーザ (一般の人のみならず、老人や身体障害者、 医療従事者など) 層におけるインターネット利用の問題点を洗い出し、 インターネットの諸技術を活用することによって解決できるかを議論し、 実験する。また、各地域におけるネットワーク相互接続に向けた基礎的 実験、データ収集等を行なう。
研究概要: 視覚障害者は、インターネットを中心とする国際的な情報化から取り残されようとしている。技術的には音声ベースのネットワーク ブラウザーなどを構築することは、そんなに困難ではない。本研究では、現在国際的な規格化が進みつつある、デジタル化された音声 データベース、例えば朗読テープをデジタル化し、MPEG2の技術で圧縮するDAISY規格のデータベースを、インターネット上で検索したり取り込めるようにしたいと考えている。
研究概要: 大学・研究所等の研究機関のみならず、初等中等教育機関においてもインターネットの導入が進められるようになってきている。この様な 新しい環境の元で、教育方法などに対する新たな試みが世界各地で進 められるようになってきた。本研究では、これらの研究動向について調査を行なうとともに国際シンポジウムを企画・運営し、国内外での研究交流の促進をはかる。
研究概要 :次世代コンピュータ・ネットワークを支える通信技術、特にトランスポート層 以下で物理層を含まない層における各種プロトコルに関する研究・開発に焦点 を当てる。具体的には、次世代ネットワークにおいて期待される、QoS保証サービス、 高速データ通信などのための各種プロトコル、すなわち高速通信用トランスポート ・プロト コル、QoS保証のためのプロトコル、経路制御、輻輳制御などに関する研究、 開発、実験を行う。