03/24#04 
体内時計と概日性リズムとのズレが原因/時差が「気分」に及ぼす影響
(1311)
今日、飛行機での移動が生活の一部になっている人は大勢います。
仕事、休暇にかかわらず、
長時間の飛行を続けていると、ある問題が生じます。
「時差ぼけ」です。
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飛行機で時間帯をいくつも越えると、
いわゆる体内時計と、寝起きの習慣とのあいだにズレが生じます。
その結果、不眠症など、睡眠の問題に悩まされる人が出てくるわけです。
さらにこのズレは、目的地についた時、
人の「気分」にも影響を与えるようです。
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飛行機を降りる時、滅入った気分になったことはありませんか?
実は、長旅のせいだけではないかもしれないのです。
最近発表された研究によると
体内の寝起きのパターンと、24時間周期の「概日(がいじつ)性リズム」とが
同調しなくなることが原因だそうです。
その結果、気分が影響を受けます。
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「アーカイブズ・オブ・ジェネラル・サイカイアトリー」
97年2月号に発表されたイギリスとアメリカの論文によると、
「睡眠障害による影響もあるものの、気分が変化する最も大きな原因は
概日性リズムの「非同期化現象」にある」ということが初めて明らかになり
ました。
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つまり、生物リズムと睡眠との相互作用が
翌日のあなたの気分に大きく左右するのです。
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先の研究では、24人の健康な青年が
全く陽の差し込まない睡眠研究所に隔離され、1ヶ月過ごしました。
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1人1人の体内温度をモニターする一方、
被験者の一日のサイクルを24時間周期から、
28時間または30時間周期に変化させてみました。
すると被験者は1日の3分の1は眠り、残り3分の2は起きていました。
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1日を28時間にすると、彼らは4時間遅く就寝していました。
つまり、彼らにしてみれば、
寝起きのリズムが強制的に変えられたわけで、
体の中だけが世界中を飛び回っているようなものです。
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起きている間、被験者は20分おきに自分の気分を評価しました。
その結果、気分が最も低調なのは、
通常の概日性リズムより2時間早く起きた時であることが判明しました。
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逆に、概日性リズムよりも、
数時間遅く起きた時には最も気分が優れていました。
なお、「概日性周期」については、
体内温度の変化に基づいてモニターされました。
(1614)
この2つの論文は、
気分を損う原因として睡眠障害を除外しながら、
気分と生物リズムの非同期化性を調べた初の研究です。
(1627)
これは鬱病の解明にもつながります。
過去、鬱病患者の睡眠を奪った時に
症状が改善されたというケースが報告されています。
そこでは、実際に起きている時間が、
概日性リズムの周期とズレています。
先の2つの研究は、体内時計が周囲と同調しなくなれば、
鬱病になる可能性もある事を示唆しています。
(1655)
さて、本日最後の話題は、塩の代用品についてお伝えします。
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